上半期の東京競馬を締めくくる障害重賞競走。3110mコースは2角のポケットからスタートして向正面に備えられている3連続障害を2回越え、そしてホームストレッチでは高さ1.5mの大いけ垣と大竹柵を含む4連続障害が待ち受ける難コース。しかし、最大のポイントは、延べ13の障害よりも、最終障害を飛び終えたあとの400m弱の長い直線芝コース。平地の脚力も問われるレースでもある。 ◎ジューンベロシティは2023、24年の当レース優勝馬。昨年は終始カラ馬に絡まれる苦しい展開を余儀なくされながらもしのぎ切った。4歳秋に平地2勝クラスからハードル界に転向し、2戦目に障害初勝利。直後のオープンを勝ったことでジャンパーとしての高いセンスを認…