今年からGIIIに格上げされ、しらさぎステークスと名を変えた一戦は、00年から24年まで米子ステークスとして行われていた。同レースは19年にリステッド競走に指定され、重賞になる前からメンバーが揃い、注目度も高かった。実際、数多くの重賞馬が勝ち馬に名を連ねていた。 米子Sを制す前に重賞勝利があった馬は5頭、同レースの後に重賞タイトルを手にした馬は7頭。つまり、25回で計12頭の1着馬が“重賞馬”だったということになる。中にはGI馬の勝ち星もあった。99年の朝日杯3歳S覇者エイシンプレストンは、3歳春のニュージーランドTを最後に連敗が続いたが、01年の米子Sをきっかけに復調。同年暮れの香港マイル(香G1)、翌年、翌々年のクイ…