今週末は阪神競馬場で宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)が行われる。本稿では“上半期のグランプリ”とも称される大一番をひと味違った視点から分析してみたい。今年の日本ダービーは、サンデーレーシング所属のクロワデュノールが勝利した。そこで、「日本ダービーをサンデーレーシング所属馬が勝った年の宝塚記念」について、共通点がないか探ってみたい。 同クラブが日本ダービーを制した年の宝塚記念は、極端な“西高東低”になる傾向がある。オルフェーヴルの11年、ディープブリランテの12年、ドゥラメンテの15年、シャフリヤールの21年と過去4回あるが、いずれも同年の宝塚記念では関西馬が上位独占している。 関東馬は振るわない。そ…