徹底的に地方開催のダートグレード競走にこだわって走り、重賞19勝を挙げたスマートファルコン。印象深いレースは数え切れないほどあるが、今回はレース史上初の連覇となった09年と10年のさきたま杯を振り返りたい、 スマートファルコンは父ゴールドアリュール、母ケイシュウハーブ、母の父ミシシッピアンの血統。半兄のワールドクリークは99年の東京大賞典の覇者だった。3歳時にジュニアCを制したが、皐月賞で最下位の18着に大敗すると、ダートも転向した。ジャパンダートダービーは2着だったが、白山大賞典で重賞初制覇。JBCスプリントの2着を挟み、浦和記念から快進撃が始まった。短距離から中距離まで幅広くこなし、09年のさきたま杯で…