今週末は阪神競馬場で宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)が行われる。本稿では“上半期のグランプリ”とも称される一戦をひと味違った視点から分析してみたい。同競馬場が位置する宝塚市では、今年新たな市長が誕生した。そこで、「宝塚新市長が誕生した年の宝塚記念」とのテーマで、なにか糸口がないか探ってみたい。 宝塚市は大阪や神戸のベッドタウンとして栄え、県下7位の約22万人が在住。宝塚歌劇団の本拠地である宝塚大劇場があることでも知られる。そんな同市では今年4月、森臨太郎氏が新たな市長として就任した。 宝塚記念が創設された1960年以降、新市長誕生と重なったのは68年、71年、91年、03年、06年、09年、21年の計7回。なにか…