オープン特別時代を含め、今年で26回目を迎える米子ステークスだが、3歳馬の参戦は珍しい。25年間で僅かに5頭だから、実に5年に1頭のペースだ。ここでは3歳馬として唯一の勝者であるスマイルカナにフォーカス。フルゲートの18頭で争われた5年前の一戦を振り返りたい。 スマイルカナは父ディープインパクト、母エーシンクールディ、母の父Distorted Humorの血統。3歳1月のフェアリーSで重賞初制覇。桜花賞でもデアリングタクト、レシステンシアに続く3着に健闘し、マイラーとしてのポテンシャルの高さを見せつけた。しかし、続くオークスで2400mの距離が堪え、1秒4差の16着に惨敗。すると陣営は夏休みではなく、古馬相手となる米子Sへの参戦…