今年から重賞となった米子ステークスだが、オープン特別としては四半世紀の歴史がある。そして過去の勝ち馬のうち、唯一GIを制した実績があるのがエイシンプレストンだ。長い不振から抜け出して勝利を収め、後の海外G1制覇につなげた24年前の一戦を振り返る。 エイシンプレストンは父Green Dancer、母Warranty Applied、母の父Monteverdiの血統の米国産馬。北橋修二厩舎に所属し、全32戦で福永祐一騎手が手綱を取った。2歳時(旧3歳時)に朝日杯3歳Sを制覇。3歳春にはアーリントンC、ニュージーランドT4歳Sとタイトルを重ねたものの、NHKマイルCを前に骨折が判明し、歯車が狂ってしまった。秋に復帰して以降は8連敗。ダービー卿CTで2着に健闘…