昨今、競走馬を取り巻くテーマとして注目を集める“第二の馬生”。都心の一角で、元JRAオープン馬が大学の馬術部で活躍する例がある。今回はペルセウスシチー号を繋養する学習院大学輔仁会馬術部にて、主将の鈴木遥大(すずきはると)さんを中心に話を聞いた。(取材・文=netkeiba編集部) ペルセウスシチーは父トゥザワールド、母ローレルオードリー、母父コマンダーインチーフという血統。2019年冬にデビューし、翌年ダートに転向した。その後は中距離を中心に勝ち上がり、22年春に鈴鹿S(3勝クラス)を制してOP入り。この一戦には後のGI馬ペプチドナイルや、佐賀記念を制すメイショウフンジンも出走していた。現役を退いた後は「TCC 引退競走馬…