デビュー3年目でブレーク間近だ。5月31日の東京1R。2番人気シュガーハイに騎乗した小林美駒騎手(20)=美浦・鈴木伸=は強気に先手を主張し、6馬身差をつけて逃げ切った。自身にとって東京競馬場初勝利は、今年のJRA12勝目。通算12人目のJRA女性騎手として23年にデビューし、すでに同通算41勝を挙げている。 彼女の名が注目され始めたのは、昨年のこと。6月までに18勝を挙げるなど、ルーキーイヤーを上回るペースで勝ち星を重ねてきた。だがその矢先、函館競馬での落馬事故により左肩を脱臼骨折。4カ月間の休養を余儀なくされた。復帰したのは10月末。そこからまた一歩ずつ歩みを進めてきた。 最近は追う…