春のマイル王決定戦、安田記念。今年も国内外のGI優勝馬が集結し、ハイレベルな一戦が期待される。東京競馬場の芝1600mを舞台に、スピードと底力が問われる伝統のレース。過去の傾向を踏まえつつ、今年の出走馬を分析する。 1.前走海外組の信頼度と妙味 過去10回で、前走海外で戦った馬は[1-3-1-15]で、複勝率は25%を記録している。これは前走国内GI組の複勝率24%を僅かに上回る数値であり、軽視できないローテーションだ。特に、ドバイターフ組は過去6頭が出走し3頭が馬券圏内(複勝率50%)に入っており注目される。海外帰りの馬は調整の難しさもあるが、実力馬が揃いやすく、今年も該当馬の取捨が馬券の鍵を握るだろう。 2.美浦所属馬…