「葵S・G3」(31日、京都) 小さい体で突き抜けた。3歳戦最後のスプリント重賞を制したのは15番人気の伏兵アブキールベイ。低評価をあざ笑うような快勝劇だった。 前の集団から少し離れた好位の6番手を追走。直線は並ぶ間もなく前をのみ込むと、岩田望は何度もガッツポーズを繰り返し、喜びを爆発させた。「3回乗って、2、1着(あと1回は6着)。好印象を持って臨めるな、と。自信を持って乗りました」。420キロの小柄な牝馬を信じ抜いた主戦は「ペースも速く、いい所で折り合いもつけて脚をためられたので。すごくいい脚を使ってくれて良かったです」とうれしそうに振り返った。 25歳のバースデーV。『今日の主役…