「日本ダービー・G1」(6月1日、東京) 今年のダービーは珍しい6月決戦。1984年のグレード制導入後で7度あったが、その中でも今回は今年と同じ『6・1決戦』にフォーカスを当てた。14年の頂上決戦は、果たしてどのような結末を迎えたのか-。 ◇ ◇ 橋口弘次郎元調教師の夢をかなえたワンアンドオンリー。馬名の通り、まさに“唯一無二”のダービー馬だった。 無理なく好位を取り、皐月賞馬イスラボニータの直後でレースを進めた。直線残り200メートルからは2頭による壮絶なたたき合いとなったが、ゴール手前でねじ伏せるように前へ出た。皐月賞4着からの大逆転で、第81代ダービー馬に輝いた。 16年…