春のマイルを決める安田記念(3歳上・GI・芝1600m)は、スプリンターから中距離まで、あらゆるカテゴリーの一流馬が集うことが魅力の一つだ。そこで近10年の前走距離別の成績をチェックしたい。 まず距離延長組は【3-1-2-33】の勝率8%、複勝率15%。17年に7番人気で1着のサトノアラジン、18年に9番人気で1着のモズアスコットなど、伏兵の活躍も目立つ。今年は高松宮記念組のマッドクールなどが該当する。 続いて距離短縮組は【2-3-2-29】の勝率6%、複勝率19%。21年から4年連続で連対馬を送り込んでいる。また、中でも前走1800m組は【0-3-1-8】と連対率こそ悪くないが、なぜか未勝利。19年にアーモンドアイが不利を受けて3着に終わるなど、…