今年の宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)にはレガレイラ(牝4、美浦・木村哲也厩舎)に史上3頭目となる牝馬の春秋グランプリ制覇がかかる。そこでこの機会に、過去に達成した2頭の名牝を振り返りたい。 1頭目はリスグラシューだ。大舞台では詰めが甘いイメージだったが、4歳時のエリザベス女王杯でGI初制覇。そして5歳夏から最盛期を迎える。宝塚記念ではキセキやレイデオロ、スワーヴリチャードなどの強豪牡馬を寄せ付けず、GI・2勝目をゲット。続く豪G1・コックスプレートも圧勝すると、ラストランには有馬記念を選択する。名牝アーモンドアイが参戦したとあって2番人気に甘んじたが、直線でバキュンと突き抜けて5馬身差の圧勝。牝馬では史上初…