【鈴木康弘 達眼解説】オークスで問われるのは距離適性と完成度の高さ。この2つの条件を完璧に満たしていたのがカムニャックでした。1角過ぎ(スタート4F目)から4角手前まで12秒台後半の緩いラップを5F連続(12秒6?12秒6?12秒7?12秒9?12秒9)で刻む流れ。カムニャックはどのライバルよりもリラックスして走っていた。はやる気を抑えられない桜花賞馬エンブロイダリーとは対照的な落ち着き。中だるみしたような流れでもハミをかまずにゆったりと追走できたことが、後半の素晴らしいパフォーマンスにつながりました。中団より少し後ろの位置から外を回って長くいい脚を使った。ラスト3F11秒6?11秒4?11秒7の速い上がりをじわじわと伸びて差し切った…