「平安S・G3」(24日、京都) 雨を切り裂き、素質馬が再浮上Vだ。4番人気のアウトレンジが浦和記念以来の重賞2勝目。近2走は名古屋大賞典7着、ダイオライト記念6着と力を出し切れていなかったが、厩舎と好相性の重賞で本領を発揮した。 まさに横綱相撲だった。五分のスタートから3、4番手のポジションをキープ。スローペースでもしっかり折り合うと、先頭を射程圏内に入れて直線に向き、残り1Fで先頭へ。最後まで脚色は衰えず、そのままゴール板を駆け抜けた。 初コンビで最高の結果に導いた松山は「力を出せる状態だったので先生ともスムーズなレースをと話していました。うまく3番手で運べましたね」と胸を張った。…