近年の日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)では母の父が海外繋養種牡馬の好走が目立つ。近5年に限ると、勝ち馬のうち23年のタスティエーラを除く4頭、そして馬券圏内15頭のうち11頭が該当する。そこで今年の出走馬の中から、母の父が海外繋養種牡馬の有力馬を紹介したい。 まずはクロワデュノール(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。昨年のホープフルSでGI初制覇を果たし、前走の皐月賞も負けて強しの2着。ここも上位人気に推されることは間違いない。母の父ケープクロス(Cape Cross)は98年の英G1・ロッキンジSの勝ち馬。09年覇者のロジユニヴァースの母の父でもあるというのは心強いポイントだ。 もう1頭を挙げるならエリキング(牡3、栗東・…