◆オークス追い切り(21日・栗東トレセン) 「状態に関しては一切不安はありません」。アルマヴェローチェの最終追い切り後に上村調教師がきっぱり話したのには理由がある。 阪神JFは約3か月ぶり、桜花賞は約4か月ぶりの休み明け。ともに当該週は栗東・CWコースで3頭併せを消化し、個人的には『間に合った』という印象だった。特に前走時は牡馬2頭の真ん中でプレッシャーを受けながら駆け抜け、精神的にも負荷がかかる内容で最後まで攻め抜いていた。だが今回は初めて坂路で最終調整され、55秒1―12秒3で併入した。オーバーワークを避け、乗る距離が短くて十分という判断で、闘志を秘めた抜群の気配を示している。 普段はこの…