名種牡馬サンデーサイレンスは日本競馬界に革命をもたらした。その産駒はデビュー当初から重賞、さらにはGIで大活躍。ここではちょうど30年前、初年度産駒のタヤスツヨシが制した95年の日本ダービーを振り返る。 この年のクラシック戦線はサンデーサイレンス一色だった。牝馬ではダンスパートナーが桜花賞2着からオークスで世代の頂点に。プライムステージは重賞2勝を挙げて、桜花賞で3着、オークスで5着に健闘した。一方、牡馬では朝日杯3歳S覇者のフジキセキが弥生賞を制した後に故障で引退したものの、その穴を埋めるように皐月賞でジェニュインとタヤスツヨシがワンツーフィニッシュ。この2頭が一歩リードという勢力図のまま、日本ダー…