春の新潟の名物ハンデG3「第47回新潟大賞典」が17日に行われ、8番人気シリウスコルトが逃げ切って重賞初制覇。今年3月に開業したばかりの田中勝春師(54)は、JRA重賞初出走Vの快挙を達成した。 春の新潟でカッチースマイルが輝いた。田中勝師は、装鞍所に戻ってきた殊勲のシリウスコルトを優しくなでた後、好騎乗の古川吉とグーサイン。“おめでとう”“持ってるね”“さすがだよ”。周囲の調教師仲間、ジョッキーからの祝福の嵐に「なんだべ。良かったよ。本当、参ったな」。新人トレーナーは照れ笑いを浮かべた。 デビュー30年目のベテラン古川吉の腕も光った。無難なスタートから序盤はインの好位を追走すると、ペースが遅いとみるやス…