先日のエプソムCでセイウンハーデスがレコード勝ちしたように、6歳世代は非常にハイレベルだ。それを如実に示しているのが22年の日本ダービー出走馬の成績。何と18頭のうち17頭が重賞馬となっているのだ。この伝説の一戦を振り返ろう。 この年の日本ダービーは4強ムードだった。1番人気は皐月賞4着のダノンベルーガで3.5倍。これに皐月賞2着のイクイノックスが3.8倍、皐月賞3着のドウデュースが4.2倍、皐月賞馬のジオグリフが5.9倍で続いた。5番人気のプラダリアは20.7倍だったので、上位4頭とそれ以外の14頭では大きく差が開いていた。 レースはデシエルトが前半1000m58秒9の締まったペースをつくった。2番手にアスクビクターモア。ダノ…