名種牡馬サンデーサイレンスの産駒として、牝馬で最初のGI馬となったのがダンスパートナーだった。デビュー2戦目から3戦連続で2着だったが、さすがは名手・武豊。鮮やかな差し切りで世代の頂点の立った95年のオークスを振り返る。 ダンスパートナーは父サンデーサイレンス、母ダンシングキイ、母の父Nijinskyの血統。日本の血統地図に革命をもたらすこととなる名種牡馬サンデーサイレンスの初年度産駒だった。 ゲートが苦手ということもあり、デビューは年が明けた1月の小倉だった。新馬戦こそ能力の違いで完勝したが、2戦目からエルフィンS、チューリップ賞、桜花賞と3戦連続で2着。誰もが認める世代屈指の実力馬ながら、スタートが大き…