今年の日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)には多くの馬に史上初の父仔3代制覇がかかる。そこでグレード制が導入された84年以降、この記録に挑戦した15頭を紹介したい。 最初のチャレンジャーは03年のマイネルソロモンだったが、無念の最下位18着に沈んだ。それから18年後には、後にGI・3勝を挙げるタイトルホルダーが皐月賞2着から参戦。しかし、勝ったシャフリヤールから0秒6差の6着に終わった。さらに23年にはホープフルS覇者のドゥラエレーデが挑んだが、スタート直後に落馬して競走中止となっている。 最も3代制覇の機運が高まったのは、昨年のジャスティンミラノだった。無敗の3連勝で皐月賞を制し、単勝オッズ2.2倍の圧倒的1番人…