破竹の勢い、知らぬ存ぜぬでは通らない。上がり馬シランケドは2勝クラス→3勝クラス→G3と3連勝中。この間に脚質転換にも成功。中団から自慢の末脚を繰り出すスタイルを確立して府中に乗り込む。 「ここまでとは思わなかったが新馬の頃から期待していた」と話すのは千田厩務員。23年秋華賞は前哨戦で優先出走権をつかんだが、疲れが取りきれず回避。昨年のエリザベス女王杯も中1週の日程を考慮して自重した。「体質が弱くてなんやかんやあった馬。三度目の正直でようやくG1に出られる。体も強くなってきた」。待ちに待った大舞台に力を込める。 4カ月半の休み明けだった前走の中山牝馬Sから状態は急上昇。「見た目に筋肉量が増えた。輸送…