「ヴィクトリアマイル・G1」(18日、東京) 失礼な話で申し訳ないが、登録を見て思わず「マ・サ・ノ・カ・ナ・リ・ア?」と首をかしげてしまった。重賞で好走歴のあるタガノエルピーダやドゥアイズらが除外対象のなか、3勝クラスを勝ち上がったばかりの身で賞金順は上から14番目。なじみの薄い関西馬がG1出走にこぎつけた。 調べてみると、栗東・加用厩舎の解散に伴い、藤野厩舎に移籍した4歳牝馬。昨年7月に函館の未勝利戦を勝ち上がると、そこからは“走り、歩き”を繰り返しながらもオープンの壁を突破した。典型的なムラ駆けタイプで、前走の立雲峡Sも8番人気でのV。なかなか興味深い1頭だ。 父はサンデーサイレン…