◆第20回ヴィクトリアマイル・G1(5月18日、東京・芝1600メートル) 昨年は14番人気のテンハッピーローズが制すなど波乱の歴史が色濃いが、現時点ではアスコリピチェーノ(牝4歳、美浦・黒岩陽一厩舎、父ダイワメジャー)を中心に予想を組み立てることになる。 23年の2歳女王は翌年の桜花賞、NHKマイルCをそれぞれ2着。崩れない反面、世代トップクラスのマイラーという印象が強かった。そのイメージを覆したのが古馬との初対戦となった次戦の京成杯オータムHだ。 単勝1・5倍の断然人気を背負いながらも、中団から運び中山のマイルで終始外、外を回して1馬身1/4差の完勝。決してスタートも速くない中で、役者が違うとばかりのパ…