◆第20回ヴィクトリアマイル・G1(5月18日、東京・芝1600メートル) 阪神牝馬Sで重賞を初制覇したサフィラ(牝4歳、栗東・池添学厩舎、父ハーツクライ)は成長が著しい。独オークス馬を母に持ち、全兄に19年朝日杯FS覇者のサリオス、半姉に20年有馬記念2着のサラキアがいる良血。受け継いだ才能が、いよいよ花開きつつある。 前走は1?3着が同タイムで鼻、鼻差という大接戦。残り2ハロン過ぎで最初に抜け出したが、後続の猛追にもひるまず、懸命に脚を伸ばし続けた。池添調教師は「最後はのみこまれそうだったけど、勝負根性を見せてくれた」とたたえる。 2歳?3歳春までは馬体が減りやすく、気遣いながら調教を行っていた。ロー…