ダービー(6月1日、東京)へ向けた東上最終便で劇的な“勝ち越し”だ。「第73回京都新聞杯」が10日、京都競馬場で行われ、5番人気ショウヘイが2番手から抜け出して重賞初制覇。賞金加算に成功し、世代の頂上決戦への“切符”を手にした。ダービー3勝(16年マカヒキ、18年ワグネリアン、22年ドウデュース)を誇る名門・友道厩舎から新たなスター候補が大舞台に羽ばたく。 ドジャース・大谷翔平を連想させる馬名。本家が大活躍したこの日、競馬界のショウヘイも躍動した。川田を背に2番手追走から直線で抜け出すと、2馬身半差の快勝。重賞初制覇に導いた鞍上はレース後、管理する友道師とがっちり握手。「何より今回ちゃんと勝てたこと、状態を戻…