2歳王者は3歳でもマイル王に君臨する。「第30回NHKマイルC」(11日、東京)の最終追い切りが7日、東西トレセンで行われた。昨年末の朝日杯FSで2馬身半差の完勝を収めたアドマイヤズームは栗東坂路で万全の仕上がりをアピール。前哨戦から型通りにコンディションを向上させ、G1・2勝目を狙う。同レースは8日に出走馬が確定。9日に枠順が決まる。 前日までの雨で重馬場となった坂路のど真ん中を加速ラップで駆け抜けた2歳王者には風格、躍動感があった。15秒1→13秒5→12秒3→12秒0。全体時計はこれまでのレース当週の坂路追いでは最速の4F(800メートル)52秒9。アドマイヤズームの最終追いを見守った友道師は「輸送もあるので無理せず、息を整え…