日本ダービーへ向けて重要なステップレースとなる京都新聞杯(GII)。京都芝外回り2200mで行われるこの一戦は、スタミナと瞬発力の両方が問われる舞台だ。近年では19年のロジャーバローズがここでの2着をステップに日本ダービーを制している。今年も多彩なメンバー構成となり、混戦が予想される。 1.前走GIII組の複勝率高く、中心視が妥当 過去10年のデータを見ると、前走でGIIIを使われた馬は[3-1-3-12]で複勝率36.8%と高い数値を記録している。単勝回収率も171%と妙味があり、GIIIで揉まれてきた経験が生きる傾向にある。一方、前走が未勝利戦だった馬は[0-1-0-29]で複勝率わずか3.3%、複勝回収率も11%と極めて低い。キャリアの浅さが…