泥だらけになっても気持ちは切れなかった。ソヴリンティ(牡＝モット、父イントゥミスチーフ)は道中16番手の位置取り。3コーナーから外を回って進出し、先頭をうかがう勢いで4コーナーへ。直線、ラスト1Fで抜け出すと1馬身半差でゴールを駆け抜けた。 　当レース6度目の騎乗で初勝利のアルバラードは「勝てると信じていたし、最高の瞬間だった。ソヴリンティとトレーナーをはじめ、携わってくれたみんなに感謝したい」と感無量の面持ち。オーナーのゴドルフィンも初勝利で前日のケンタッキーオークス(グッドチア)、同日の英2000ギニー(ルーリングコート)を合わせ、2日間で英米クラシック3勝。モット師は19年カントリーハウス(2位入線繰り上がり…