◇G1天皇賞・春(2025年5月4日 京都芝3200メートル) 伝統の長距離王決定戦「天皇賞・春」はヘデントール(牡4=木村)が制し、G1初制覇を飾った。 レースを盛り上げたのは、歴代最多の天皇賞・春8勝を誇る武豊だ。前走のG2阪神大賞典で4着のショウナンラプンタ(牡4=高野)とのコンビで臨むと、道中は後方をゆったりと追走した。 少しずつポジションを押し上げ、直線入口では先頭の積極的なレースを披露。上位2頭には及ばなかったが、見せ場はたっぷりだった。 このレース9勝目には届かなかった鞍上は「自分のレースはできました。4角でもう少しセーフティーリードを保ちたかった。脚は使っているけど、そこまでの切れ味がなかったで…