「京王杯SC・G2」(3日、東京) 衝撃の数字にスタンドが揺れた-。緑一色のターフを弾むように駆け抜け、2番人気のトウシンマカオが昨年のセントウルS以来となる5つ目のタイトルを獲得。22年から4年連続のJRA重賞勝利を決めるとともに、自身が記録した勝ち時計は、何と“1分18秒3”。19年にタワーオブロンドンが記録したコースレコードを1秒1更新し、02年NSTオープンでマグナーテンが記録したJRAレコードを0秒7上回る快挙を成し遂げた。 馬群が途切れた中団のど真ん中に陣取り、鞍上との折り合いはピタリ。直線で外に持ち出し、ラスト1Fでゴーサインが出されると、放たれた矢のようにビュンと加速。G…