昨年から舞台を東京から京都に移し、東京ダービー(6月11日、大井)の前哨戦の位置付けとなった3歳ダート重賞「第30回ユニコーンS」が3日、京都競馬場で行われ、吉村誠之助(19)騎乗の3番人気カナルビーグルが混戦を制した。今年3月に開業したばかりの佐藤悠太師は37歳の誕生日当日にうれしい重賞初勝利となった。 上位人気“3強”が後続を離した、熾烈(しれつ)な叩き合い。大捲りでレースを動かした武豊メイショウズイウン、それを追った1番人気、レーンのクレーキング。そして、最後に争いに加わったのが19歳の若武者・吉村駆るカナルビーグルだ。4角では後方待機の2頭に出し抜かれる形になったが、直線インから再び抜き去り逆転のゴール。吉…