「第70回京王杯スプリングC」が3日、東京競馬場で行われた。横山武史(26)騎乗の2番人気トウシンマカオが直線鮮やかに抜け出して重賞5勝目。勝ちタイム1分18秒3は、02年NSTオープン(新潟)でマグナーテンがマークしたタイムを0秒7更新、約22年10カ月ぶりに芝1400メートルのJRAレコードを塗り替えた。 トウシンマカオがターフに吹く春風を切り裂いた。スタートを決めると、道中は5番手追走。折り合いに専念して迎えた直線、残り400メートル過ぎでエンジン点火。馬体を併せたG1馬ママコチャを競り落として、先頭でゴールに飛び込んだ。直後、馬上の横山武は右手で力強くガッツポーズ。ターフビジョンに「レコード」の赤文字が浮かび上がると、場…