「天皇賞(春)・G1」(4日、京都) 大舞台を前にしても平常心は忘れない。ジャンカズマを管理する西田雄一郎調教師(50)=美浦=は、開業4年目にして平地G1に初めて管理馬を送り出す。 特別に変わったことはしていないと強調し、大一番を前にしても気負った様子は全く見せていない。「それだけのレースですから担当者や馬主さんなど、意識しなくても前のめりになってしまう。誰かが冷静でいなければいけないと思うし、それが私の務めですから」と調教師としての責任感を胸に刻んでいる。 転厩により加わった同馬の活躍などもあり、厩舎のリズムは急上昇中。先週までに10勝を挙げるなど、昨年の年間勝利数(8勝)を既に上…