伝統の長距離G1「第171回天皇賞・春」の出走馬15頭と枠順が1日、確定した。日経賞を勝ったマイネルエンペラーは6枠11番に決定。手綱を取る丹内祐次(39)は今春の福島リーディングに輝き、全国リーディングでも2位につけている。絶好調の鞍上はG1初制覇で14年前の“悪夢”払拭を誓った。 「一生忘れられないレースです」。丹内がそう思いをはせるのは11年春の天皇賞。騎乗したのは、その年のダイヤモンドSを制し、続く阪神大賞典でも2着に好走したコスモメドウだった。序盤こそリズム良く運べていたが、2周目3?4角ではいつもの反応がない。ズルズル後退すると直線で競走を中止。レース後の診断で両前の繋靱(けいじん)帯断裂が発覚し予後不良、…