JRA育成の2歳馬調教セリ「第21回JRAブリーズアップセール」が29日、中山競馬場で行われ、上場された76頭中75頭が売却された。売却総額は前年を上回る9億3137万円(税込み、以下全て)だった。 同セリ史上最高額となる5940万円で落札されたのが牝馬の「ティックルゴールドの2023」。父は昨年の2歳戦で好調だったナダルで、同産駒は2年連続での最高落札額を記録した。 激しいコールの応酬の末に競り落としたのが安原浩司氏。「自分にとってもゆかりの血統(母の妹、弟にあたるアンジュデジール、アルドーレを所有)なのでこの馬だけはと思っていた」と笑顔。預託先の秋山師は「いい馬ですし、たくさん稼いでほしい。木曜に厩舎に入れてゲート試…