「クイーンエリザベス2世C・香港G1」(27日、シャティン) 信じられない結末だった。海外G1初制覇を狙った23年の3冠牝馬リバティアイランドは、後方から向正面で位置を押し上げて迎えた最後の直線。突然の故障発生で、競走中止を余儀なくされた。川田は下馬し、デビューから全12戦でコンビを組んできた相棒の顔に手をやり、自らの顔を寄せた。その数時間後、所属するサンデーサラブレッドクラブから、予後不良で安楽死処置となったことがホームページを通じて発表された。 左前脚の種子骨靱帯の内側と外側を断裂。球節部の亜脱臼により、球節部が地面に着いている状態だった。獣医師により、予後不良の診断が下され、安楽死…