第171回天皇賞春・G1は、5月4日、京都競馬場の芝3200メートルで行われる。 伝統の古馬長距離戦。今年は2頭のG1馬が参戦するが、中でも23年のこのレースの勝ち馬であるジャスティンパレス(牡6歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ディープインパクト)の完全復活に期待する。前走の大阪杯は課題のスタートを決められた。そして「3、4コーナーでは外から動いて勝負に行った」(鮫島克駿騎手)のコメント通り、早めに仕掛ける競馬ができた。結果は0秒4差の6着だが、レコード決着を思えば悪くない上に、今回につながる内容だった。距離が延びるここなら、ばてない強みを生かせる。2年ぶりの勝利へ、条件はそろった。 もう1頭のG1馬ブローザホーン…