日本ダービーと同じ舞台で行われ、上位2着馬までに日本ダービーへの優先出走権が付与されるトライアルレースだが、過去10年間でこのレースをステップとした馬は[0-0-2-19]。ただし、今年は1週間ほど早めての開催となり、傾向が変わるかもしれない。馬齢重量戦とはいえキャリアの浅い馬同士の1戦だけにしっかりと見定めたいレースだ。 ◎ファイアンクランツはゆりかもめ賞2着、すみれS3着。いずれも後方待機策からメンバー最速、あるいは最速タイの末脚を繰り出しながらも道中の位置取りの差がそのまま着順へと結びついてしまった。まだ気性に幼さを残すために、これまでは自分からは動けず、どこか不完全燃焼のようなレースを続けていたが、…