今年の天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)は良血馬が数多く参戦する。今回はその中でも超良血の3頭を紹介したい。 まずはきょうだいにGI馬がいる2頭だ。ジャスティンパレス(牡6、栗東・杉山晴紀厩舎)は父ディープインパクト、母パレスルーマー、母の父Royal Anthemという血統。半兄パレスマリスは13年の米G1・ベルモントS、14年の米G1・メトロポリタンHの勝ち馬。昨年から日本のダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスで繋養されており、既に持込馬のジャンタルマンタルが23年朝日杯FS、24年NHKマイルCを制するなど、産駒が大活躍している。また、同じくアイアンバローズは23年のステイヤーズの覇者だ。今回は2年前の覇者として臨む一戦。…