04年皐月賞は今、振り返ってもワクワクするメンバーだ。 1番人気はホッカイドウ競馬の雄コスモバルク。地方に所属したままG1を勝つという岡田繁幸氏(故人)の野望を背負った。JRAでは百日草特別、ラジオたんぱ杯2歳S、弥生賞と3連勝。全て2着に1馬身以上の差をつけており、隙はなさそうに見えた。 2番人気はブラックタイド。スプリングSを快勝して、ここへと乗り込んだ。黒鹿毛の威風堂々たる馬体で無限の可能性を感じさせた。 3番人気は朝日杯FSの覇者コスモサンビーム、5番人気は本格化前のハーツクライだった。 そんな中、スプリングS3着で、かろうじて皐月賞切符を手にしたのがダイワメジャーだった。10番人気も仕方ないところ…