先日の桜花賞は「名牝にして名繁殖牝馬」のビワハイジの曾孫となるエンブロイダリーが制した。一部では「曾祖母ビワハイジ→祖母アーデルハイト→母ロッテンマイヤ?→エンブロイダリー」と母系が代々、アルプスの少女ハイジに関する馬名であることが話題になったとか。今週はフローラSということで、そんなビワハイジの仔サングレアルが重賞初制覇を果たした14年のレースを振り返りたい。 サングレアルは父ゼンノロブロイ、母ビワハイジ、母の父Caerleonの血統。母に加え、名牝ブエナビスタを筆頭に兄姉5頭が重賞ウイナーという超良血馬だった。2歳11月にデビュー勝ち。続く3歳1月の福寿草特別は4着に敗れると、しばしの休養へ。オークスを…