クラシック三冠の第一関門、皐月賞。中山競馬場の芝2000mを舞台に行われるこの一戦は、過去の勝ち馬リストを見てもその後に競馬史を彩る名馬を多数輩出している。トリッキーなコース形態から紛れも多く、しばしば波乱の決着も見られる伝統のGIだ。今年もホープフルSを制したGI馬クロワデュノールを筆頭に、各路線から素質馬が集結。一筋縄ではいかないメンバー構成となった。 1.前走GIII組は高回収率で妙味あり 過去10年の皐月賞において、前走でGIIIを使われた馬の成績は[7-1-6-32]で、勝率15.2%、複勝率30.4%を記録している。これは前走GI組[2-1-0-5]や前走GII組[1-7-4-65]と比較しても見劣りしないどころか、勝ち星では他を圧倒してい…