「阪神牝馬S・G2」(12日、阪神) 良血開花の時が来た。朝日杯FS覇者サリオスなど兄姉にオープン馬4頭がいる9番人気のサフィラが6度目の挑戦で重賞初制覇。ヴィクトリアM(5月18日・東京)の優先出走権を手にした。 好発を決めて道中は2番手から。平均よりやや遅いペースでも難なく折り合い、直線に向かう前からスパートを開始した。じわじわと加速して逃げ馬をパスすると、ゴール前は3頭が横並びになる大接戦となったが、松山の右ムチに応えて勝負根性を発揮。先頭でゴール板を駆け抜けた。 殊勲の鞍上は「本当にすごくうれしいです」と破顔一笑。「昔はためていい脚を使っていたので前回はそんな競馬をしましたが、…