今年の皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)はクロワデュノール(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)の1強ムードだが、果たして本命決着となるのか。それとも伏兵の一発があるのか。まずは近10年の傾向をチェックしてみよう。 まずは単勝の人気別成績だ。1番人気は【2-0-3-5】の勝率20%、複勝率50%。勝ったのは19年のサートゥルナーリアと20年のコントレイルの2頭だけで、2着は1頭もいない。一方、2桁人気で馬券に絡んだのも17年の3着のダンビュライトの1頭だけ。したがって「1番人気は鉄板ではないが、極端な波乱はない」レースといえる。 続いては脚質別の成績だ。3角で3番手以内だった馬は【0-1-3-28】だから、極端に前で運ばざるを得ない馬は割り引き…