競馬に絶対はない―。そう強く肌で感じた。ショッキングだったのは、やはりドバイ・ワールドカップのフォーエバーヤングの敗戦。陣営も自信を持っており、まず負けないと思っていた。「勝たなければいけない馬で勝ち続ける難しさを感じました」と坂井騎手。レース前から「勝ちたいと、勝たなきゃいけないは全然違う」と話していただけに、重みがあった。 一方で、感動のシーンもあった。ドバイ・ターフで、ソウルラッシュがロマンチックウォリアーを撃破。運良く陣営の近くで観戦できたため、ゴールの瞬間は「差した!?」と興奮が止まらなかった。池江調教師は意外にも海外G1初V。スタッフを「よく頑張った」とねぎらう姿に胸が熱くな…