【池江泰郎 匠の解説】ベラジオオペラは最初から最後まで完璧だった。スタートを決めて難なく好位の内ラチ沿いをキープ。最終4コーナーでは外に貼り付いていた1番人気馬シックスペンスに進路をふさがれても不思議ではないのだが、相手に脚は余っていない。なので、こじ開けるような作業もなく自然に視界がスッと開く感じで、その時点の横山和生くんの騎手心理を察すると「ここからは追い出すだけ!」としめしめの思いだっただろう。勝つ時は全てうまくいく、とはまさに今回のようなレースを指している。人馬が自信満々にも映った。 大阪杯はG1に昇格した17年以降、初の2連覇とのことだが素直に称えられる偉業。また馬齢、のデータが如実に…