今週も「展開王」が登場。数ある予想ファクターの中から、展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出す。春のG1ロード第2弾「大阪杯」を担当するのは東京の面来陽介記者。急坂を2回越える阪神2000メートルで狙うのはパワーとスタミナを備えるあの馬だ。 まず大阪杯を攻略するにあたり、最大のポイントになるのが“急坂を2回走る”点だ。阪神内回り芝2000メートルは急坂(1回目)の手前からスタートし、坂を上り切った後すぐに小回りのコーナーを迎える。道中はアップダウンがなく、3角を過ぎたあたりから下り坂。そして359・1メートルの短い直線で再び急坂が待ち構える。このタフなコースで求められるのはパワーとスタミナ。ためて切れる脚よ…